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剣道大会の前日は、竹刀の点検をしたり、袴のアイロン
がけや胴を磨いたりするほかに大事なことがありました。

夜寝るときに厚手の長い靴下を履いて寝るのです。

先生の説明によると翌日の試合で足が軽くなるとのこと
でした。

この言いつけを守り夜靴下を履いて寝るのですが、普段
履いて寝ないので気持ちが悪く、寝ている間に無意識に
脱いでしまっていることもありました。

靴下のゴムがきつかったのか靴下を脱がなかった翌朝は
足の血行が悪く、足がだるいまま試合に臨んでいたので
した。

剣道を始めた当初、竹刀袋は唐草模様の入った布製の
1本入れでした。

その後竹刀の痛みが激しく1本では間に合わなくなり
2本入れ用の布製竹刀袋になりました。

5年生の時、稽古場所が警察内の道場から、新しく出
来た体育館に変わりました。

体育館の場所は港のすぐそばで、自転車で15分程か
かりました。

自転車になったので、竹刀を両足で跨ぐような形で自
転車の前輪の横側から後輪の横側に通してべダルをこ
いでいました。

しかしながら、竹刀袋が自転車にしっかり固定されて
いないと竹刀がタイヤのスポークに巻き込まれ危ない
時がありました。

そんなことが同級生達にもあったのか、肩から掛けら
れる合皮製の竹刀袋を持つようになりました。

私も合皮製の竹刀袋に買い替え、竹刀を背中に斜め掛
けして、体育館のある港の方に向かって自転車をこい
でいると通りかかったおじさんが、「どこに釣りに行
くんや」と声を掛けてきました。

背中に掛けた竹刀袋がおじさんには釣竿の入った袋に
見えたようです。

今でも駅で竹刀袋だけを持っていると、ゴルフクラブ
の入った袋と間違えられることがありますが・・・。