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中学1年生の時に永田先生が、知り合いの先生が監督を
務める女子高校での練習試合に連れて行ってくれました。

私を含め中学1年生5人と防具5人分をどうやって1台の
車に乗せたか記憶が定かではありませんが、車で1時間
程の合宿所を兼ねた高校の体育館に着きました。

女子と言っても高校生なので、体格的には圧倒的に不利
で、5人の団体試合を2回やって、中学生が勝った試合は
ほとんどなかったように思います。

試合終了後、体育館内にある部屋に案内され、大きなテ
ーブルのある席に座りました。

回りを見ると調理器具があり、ついさっきまで練習試合
をした女子高生達が、ジャージに着替えて、料理を作っ
ていました。

中学生1年生相手に試合にならなかったと思いますが、
我々の前に手際よく料理を並べてもてなしてくれたので
した。

小学生の頃、地元兵庫県内の近隣の町で開催される試
合に出場していました。

しかしながら、当時永田先生が冗談を言っていると思
われた全国大会出場構想をぶち上げた頃から、レギュ
ラー候補による特練が毎週土曜日に行われたり、岡山
県、広島県や和歌山県で開催される試合に遠征するよ
うにもなりました。

さて、遠征先の1つの和歌山県には試合前日の夜中に
道場のある警察署前に集合し、貸切のバスに乗って翌
朝会場のある御坊市に到着します。

この時の試合内容は全く覚えていませんが、試合が終
わり、帰途に休憩したパーキングエリアで夜食として
カップヌードルを食べることになりました。

パーキングエリアには、カップヌードルの自動販売機
があり、商品を取り出した後、ふたを開けて、また機
械に戻してお湯のボタンを押し、カップにお湯を注ぐ
のです。

備え付けの割り箸を持ってバスに戻って食べるのです
が、生まれて初めて食べたカップヌードルは大変まず
く、このことだけが記憶に残っています。

数年後の中学3年生の秋に開催された近畿大会個人戦
に出場する為、再びこの御坊市に来るとは当時思って
もみませんでした。

稽古が終了したあと整列し正座をするのですが、先生
の話と出欠が終わるまで正座のままです。

この正座の時間が長く、足を動かすのですが、その度
に先生にしかられます。

この正座の時に足を動かせられるのが、小学6年生の主
将と副主将でした。

と言うのも主将が出欠表を読み上げ、副主将が出欠表
にゴム印で「出」「休」のゴム印を押していくのです
が、上体を動かす際に足も一緒にこっそり組み直した
りできるからです。

当時小学生は実際に稽古に来る子供と籍だけ置いてい
ていてほとんど稽古に来ない者も含めて出欠を取ると
60名を超えており、出欠に5分以上掛かったのでした。

小学生の時に近隣のチームが集まった練習試合に
参加したことがありました。

練習試合終了後、各チームの引率の先生方に稽古
をつけてもらうのですが、1学年下の巌君が別の
チームの先生に激しくしごかれています。

だらだら稽古をしている訳でもないのに、理由が
わかりませんでした。

後から引率の先生から話を聞いたところによると
1週間前の試合で「巌剣修会」というチームと対
戦し、惜しいところで負けたそうです。

それと巌君がしごかれるのと何の関係があるのか?

巌君の下の名前は修で、垂ネームが「巌 修」と
なっていました。

これが巌君をしごいた先生には、先週試合に負けた
「巌」剣「修」会と重なって見えたとのことでした。

小学6年生の時の夏休みの宿題のひとつに自由課題があり
ました。

夏休みと言っても日曜日は全部試合があり、試合のない日
は稽古があり、時間を掛けてやるようなことも出来ません。

そこで8月に初めて全国大会で東京へ行ったこともあり、
地元の駅から東京迄の駅名を暗記して、みんなの前で発表
することしました。

東京へ行ったのは、新幹線でしたが、駅数が少ないので各
駅停車の駅名を覚えました。

覚えるにあたり、時刻表から駅名を調べマジックで紙に書
いていきます。

駅名が数百駅もあるので線路のように横に張り合わせてい
き、最終的に巻物のようにします。

さて、9月に入り自由課題を発表することになりました。

同級生に駅名を書いた巻物を私が駅名を諳んじるスピード
に合わせ広げていってもらい、最終の東京駅までくると紙
の長さが数メートルにもなっていました。

剣道を始めた頃、竹刀や防具をどこで買ってもらって
いたのか知りません。

しかしながら、高学年になると電車に乗って30分程
の姫路駅で降り、そこからバスに乗り換えて数十分後
に下車し、さらに徒歩で数分の廣栄武道具店に同級生
数人と竹刀を買いに行くようになりました。

武道具店では、いろいろな色の弦(つる)なども置い
てあり、黄色の弦しか見たことがない私にはまぶしく
見えました。

帰り際には、お店の人からよく遠方から来てくれたと
言うことで、プラスチック製のいろいろな色の鍔の中
からひとつを選ばせてもらい、プレゼントしてくれま
した。