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番外「大切な挨拶」

中学・高校・大学を問わず、体育会系のクラブ活動には
歴史ある色々な決まり事が存在します。

「挨拶」もその一つ。

会長先生が在籍する高校剣道部にも、謎のまま終わってしまった
挨拶がありました。

当時会長先生は、JR山手線の大塚駅に住んでいました。

部活動が終わると、二つ先の駒込駅を利用する赤井先輩と
一緒に帰るのです。

先に降りる会長先生は、先輩に挨拶をしてから降ります。

体育会系ですから、当然大きな声で、しかも元気良く
発声しなければいけません。

「そーーーす!」

???

醤油でもケチャップでも、ましてや「マヨネーーーズ」でもありません。

「そーす」です。

毎日の様に後輩部員から「そーす」と叫ばれて、その後二つ先の駅まで
乗車する先輩は、居た堪れなくなったのでしょう。

ある日、会長先生に言いました。

「失礼しますでいいよ」

その数ヶ月後、退部してしまった会長先生には、その挨拶の意味を
知る事もないまま、現在に至るのでした。